1%の優れたマジシャンだけがやっている仮説と検証

こんにちは、海田です。

「新商品の販売が遅くなり申し訳ございません。」

いったい何年ぶりでしょうね、このセリフを言うのは。

Escape Artistのリリース当初、売る売る詐欺をしてしまい、発売開始まで10ヶ月ほどお待たせさせてしまうという失態をしてしまいました。

あの時付き合って頂いた読者様にはもはや感謝しかないですが、それ以降お待たせさせるのも申し訳なく思い(早く売れという苦情も来るため)、

ここ数年は出荷ができる状態になってからメルマガでひっそりと発売開始の告知をするというスタイルでやってきました。

なので、今回のようなリアルタイムで制作の進捗具合をご報告しながらリリースまで運ぶという流れは数年ぶりでなんだか新鮮な気分なんです。

しかしながら、お待たせさせてしまうことも事実。

品質の良いマジック製品をお届けするために、職人が日々丹念にそして精密に作り上げておりますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。  

 

 

■ 1%の優れたマジシャンだけがやっている仮説と検証

 

この前、Twitterでこんな発言をしました。

めんどくさいと思うかもしれない。

しかし、余裕があれば、ぜひやってほしい。

「え、こっちのセリフのほうがウケるの? え? ウソでしょ?」

とか

「なぜかこのコントロールより、あのコントロールを使ったほうが最終的なウケがいい」

ってことが頻発するはずだから。

正直、この検証テストをせず、自らのルーティンに加えてあげるなんてあなたのレパートリー枠はなんて緩い入学試験なのだろうか。

もっと、難関校にしてほしいと思う。

僕なら、より難しくてレベルの高い大学に合格したいって思うよ。

なんて言えば伝わるんだろう。

なんだか僕に演じられてるマジック達って、本当に楽しそうなんだよね。

客が大声で叫ぶくらいの圧倒的な驚きを最前列で体験できるからかな?

一体なんなんだろうね、この感覚。

狭き門をくぐり抜けた精鋭だけが知っている輝きがあるし、そいつらにしか引き起こせない最大級の驚きもある。

だから、客の反応は可能な限り高めて、戦略的に「すごい」と言わせてほしい。

僕は最近、ジィさんになっても演じるだろうと思うマジックを整理し始めた。

それは思いの外、簡単な作業だと気づいた。

ウケの良いマジックのデータが僕の頭の中にはしっかりとあるからだ。

何度も検証を繰り返してやっとのことで合格した僕の最強レパートリー軍団には、順位が付けられている。

その中でも堂々一位に輝くマジックは、初対面の人と100%仲良くなるためだけに使う、とっておきだ。

毎回毎回ストイックな話をして申し訳ないが、自分のやっていることで良いと思えるものはメルマガ読者様にはどうしてもシェアしたくなるんですよね。

この感覚もまた、一体なんなんでしょうね。

ついでにもうひとつ、シェアしましょう。

この度、ヒンバーワレット(パスケース)が第2世代となり、いくつかの改良を経て再販されます。

詳しくは、本日の動画にて。

それでは、また次回。

海田

 

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IT化によって脅かされるマジック業界

こんにちは、海田です。

今年はどういうわけか、新年早々「あけおめ疲れ」というものを経験いたしましてね。

巷(ちまた)では、若者の年賀状離れや、若者のおせち離れなどが進んでいるようですが、次に進むのは若者のあけおめ離れかな、と元旦に年越しそばを食べながらそう思ってしまいました。

ダウンタウンの松本人志さんがTwitterで

「誰もあけおめメール送ってこないでね、返さないからね、本当にいらないからね、本当にやめてね」

みたいなことをつぶやいてたんですが、わからんでもないなと思いました。

からの、

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(結局言う)

 

 

■ IT化によって脅かされるマジック業界

僕はここ数年、人間がロボット化したらどうなるのか?

ということをひたすら考えて生きてきました。

それは、スマホを使ってマジックをするとかそういった幼稚な話ではなくて、もっと進んだ、がしかし確実にやってくる未来のことを。

考えすぎて、悩みに悩み、この深海のように深い悩みを文字通り深海に置きざりにして、3ヶ月間ほどマジックから離れていた時期もありました。

むかし、こんなことをメルマガで書いたんですけど、何人が覚えているでしょう。

 

今から100年後の世界。

人間は、脳内でインターネットが出来るようになる。

脳がインターネットに繋がっていて、考えたことがそのまま全世界に繋がり、いろんな情報をパソコンなしで検索することが出来る。

もしかしたら、こんなことも出来るかも。

「今(現在進行形で)見ているマジックのタネ、教えて」

そうすると、バババーって種明かし情報がヒットするの。

あぁ、なんて恐ろしい。

まさに、本物しか生き残れない世界。

「よかったね、100年後には墓の中だから。」

なんて言わないでほしい。

もし・・・もし、今の時代がそんな状態だったら、あなたはまだマジックをやっているかどうか。

それに答えることが出来るかどうかが重要なのです。

「オリジナル」という兵器 – マジックを、一生の趣味にする (magic-secrets.net)

 

いまだから言いますが、これを送った直後、

たしかあれは、送信完了して5分後とかだったと思うんですが、

僕のもとには、一通の返信が届きました。

「死ね」

たった一文。

ほんとに、これだけ。

他には何もなし。

きっとこの人は、自分にオリジナルマジックが作れないから悔しかったんだろうね。

と今更ながら煽っておきますが、僕には最近これが現実に見えてきました。

8年前に、100年後の未来って言ったけど、きっともっと早く訪れると思います。

遅くても20年以内には。

重要なので、もう一度繰り返しますが、「遅くても」です。

客が怖いかい?

どうせタネがバレるなら、練習しても無駄だと思うかい?

マジックに使う時間がもったいないから、別の趣味に切り替えるかい?

僕が言いたいのは、そうじゃない。

そんな未来が訪れたとしても、どうかマジックを辞めないで。

悲観的にならないで。

「死ね」なんて言わないで。

見方を変えればいいだけの話。

もし、自分のオリジナルを持っていたら世界は全く別のものに見えてくる。

他の駆逐されうるマジシャンたちとは別世界に生きることになる。

僕たちMAGIC SECRETS民が目指す場所は、そこです。

Siriが

「ん?このマジック、検索しても出てこないからタネがわからない」

って状態。

だから、

「え、それどうやったの?! わからない。 すごい。」

って言われるんです。

それは、まさに今と同じよう。

だから、今のうちから多くを学び、多くのマジックの型(テンプレート)を身に着け、それを元に自由な発想と思考を思い巡らせ、オリジナルマジックの創作に注力していきなさい。

きっと多くの人にはまだ理解できないかもしれませんが、きっと未来では、いまそれをしているかしていないかで決して埋めることのできないほどの大きな差が付くでしょうから。

そのお手伝いをするために、あなたの手元に、本年もMAGIC SECRETS製品がありますように。

海田

 

追伸

パスケースがついに完成しました。

販売が待ち遠しいです。

 

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バレリーナ踊ってみた

2017年に加藤が、MAGIC SECRETSのTwitterでこんなことをつぶやいていました。

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ちなみに最近の海田は、バレリーナって技法が好きでよくやってるの見ます(オフレコですよ!!笑)

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この技法をいつ作ったかはもう忘れてしまいましたが、もし仮に3年前だとしたら、僕のマジックを実際に見たことがある人しか知らない未公開宝物マジックのひとつです。

普段僕は友人にかマジックを演じてないので、マジシャン相手に見せてコピーされることもありませんでした。

自分のマジックをネットで公開することをひどく嫌う僕はこの技法をとても大切にしてきました。

オリジナルというのは、そういうものだと思うのです。

何年経っても色褪せない、誰も考案しようがない、それが本当のオリジナルです。

でも、ひとつだけ問題があります。

それは、「誰にも評価されない」ということ。

「それ新しい!」

とか、

「初めて見た!」

とか、

「カッコいい!」

とか一切思われない。

「すごい!」としか言われない。

マジックに対して、無知な人にばかり演じているから。

かろうじて、与えられる演者的な称賛といえば、「動きに無駄がないよね」くらいです。

本来、クリエーターとしては悲しいことかもしれませんが、そんなことは考えたこともありませんでした。

でも。

ここで公開するんだから、今日はちょっとくらい評価されても良いよね。

Beauty Missionは、美しさ重視の芸術作品集です。

バレリーナは、氷山の一角。

それでは、流れるような動きの中で行うこの技法を、とくとご鑑賞ください。

http://magic-secrets.net/v/l/31/

(序盤、宣伝タイムにて公開)

販売開始までぜひお楽しみに。

12月には間に合いませんでした(ショボン)。

海田

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