彼女は、150億円のカルティエのネックレスを盗む計画を実行する前に、仲間にこう話した。
みんな、今日まで私の計画に付き合ってくれてありがとう。
これだけは覚えといて。
私のためにするんじゃないのよ。
だからってあなたたちのためでもない。
世界中のどこかで犯罪を夢見る8歳の女の子。
彼女のためにやろう。
映画「オーシャンズ8」より引用
マジックで人を楽しませるために、必要な考え方とは?

すごく大切なことを教えよう。
あなたがまだ、トランプマジックで使う技法「ブレイク」も知らなかったときの話。
それはつまり、あなたがマジックを始めるに至った原因だ。
「なぜ、マジックを始めようと思ったの?」
思い出してほしい。
マジックを見て、感動して、「自分もやりたい」と思わせてくれた、その偉大なマジシャンを。

その人は、一体どんなマジックをしてあなたを虜にした?
現象だけを披露するようなマジックではなく、客を巻き込んだ、計算されたマジックだったはず。
そこなんだよね。
マジックを見せた後、「すごい」と思わせて、なおかつ「自分もやりたい」と思わせる。
相当すごかったってことだよ、それって。
だって、あなたをマジシャンにしたんだよ?
あなたの心が動いたんだよ?
行動を起こしてまで、マジックを身に着けたんだよ?
だから、あなたも。
世界中のどこかでマジシャンに憧れる、8歳の男の子のために演じよう。
こんなマジシャンになりたいなって思わせてやろう。
そうすれば、これから先、あなたはどれだけの人を虜にすることができるだろう。


じつは僕、●●さん(あなた)を見てマジックを始めました。
その人があなたを真似てマジックをして、またいつか誰かを虜にする。
彼は、その素人にこう言うだろう。

僕には、●●さん(あなた)という上手い先生がいたんです。
そして今度はその素人が10年後にマジシャンになり、またあなたの話をするに違いない。
それはつまり、伝説になるってこと。
それを僕が後押しできるなんて、光栄でなりません。




マジックショップ「MAGIC SECRETS」の店長。
運営理念は、「“本当に使える”マジックしか販売しない。」
自らの商品をきっかけに初心者からプロマジシャンになった顧客が大勢いる。
小学生から高齢者まで、本気でマジックを学びたい方を徹底的にサポート中。
他では買えない価値のある商品を生み出すことに全力を注いでいる。
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