おっさんが言えば、ただの寒いオヤジギャグになり、若者が言えば、ユーモア溢れるアメリカンジョークとなる。
僕の場合はどういうわけか毎回失笑を買うわけでありますが、前回に続いてマジックを開発する上で非常に参考になるジョークがありますので、今回のブログでご紹介しましょう。
「最近、娘にピアノを買ってやったんだ」
「どうでした?」
「儲かったよ」
「どうして?」
「隣りの家を半値で買い取った」
一瞬、「?(ハテナ)」が浮かんだ方や、今もまだ「?」な方もいるかもしれません。
オリジナルマジックを作ることは、クイズの答えを見つけるようなものだと思ってください。
簡単な、物語の作り方。
娘にピアノを買った → 隣の家を半値で買い取った
その間に、一体何があったのか?
自分なりの答えを推測し、その物語を想像するのです。
これが正しいとか、それじゃ間違いだとかはないから自由に想像すればいい。
例えば、サンドイッチカードのエフェクトを作るとするじゃないですか。
お客さんが1枚のカードを選ぶ → 2枚のJの間に挟まれて出現
重要なのは、「→」の部分で、何をどうするか、です。
デックをテーブルに置き、手に持った2枚のJを1枚ずつ消す、とか。
最初と最後の演出がすでに決まっているクラシックを元に、その間の部分を自分オリジナルで作り上げていく。
いろんな物語を想像することで、いつの間にかそれらしいオリジナルの形が完成していきます。
創造の第一歩は、想像から。
可愛い娘のためにピアノを買ってやった。
ところがどっこい、娘の演奏は想像以上に酷かった。
毎日練習を繰り返しても、雑音にしか聞こえない。
終いには、隣の住人は引越し、買い手がつかない状態に。
その一軒家はたちまち半額以下になり、自ら買い取った。
娘がピアノに飽きたら、家が元の価格で売れた。
あなたは、どんな物語を想像しましたか?
牛本革製 業界最高峰のデック消失ギミックで周囲を驚かせませんか?
牛本革製の、マジックができるベルトに変えませんか?
「想像できたら、実現したのと同じこと。」
デビッド・カッパーフィールド
マジックショップ「MAGIC SECRETS」の店長。
運営理念は、「“本当に使える”マジックしか販売しない。」
自らの商品をきっかけに初心者からプロマジシャンになった顧客が大勢いる。
小学生から高齢者まで、本気でマジックを学びたい方を徹底的にサポート中。
他では買えない価値のある商品を生み出すことに全力を注いでいる。
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