僕は久しぶりに、客のカードがひっくり返る、あの有名なトランプマジックを演じた。
そういえば言い忘れてたんですけど、このマジックには名前があって、「トライアンフ」と呼ばれているんです。
日本語に訳すと、「勝利」(ガッツポーズをしながら)

実はこれには由来があって、昔すごく下手なマジシャンがいたんですよ。
それはそれはものすごく下手で、客の選んだトランプを当てることもできなかったそうです。

客のトランプ当てれんかったら、マジシャンとして終わってるやん!
って思うでしょ?
なんと皆そう思ってたんですよ、ハッハッハ。
だからね、どちらかというと、客はそのマジシャンが失敗するのが楽しくて、半分冷やかしで見てたとか。
で、いつものようにそのマジシャンは客にトランプを一枚引かせて、こうやって混ぜ始めたんです。

何回か混ぜた後、いきなり「目隠しして当てる」とかトチ狂ったこと言い始めたんですね。

もうお客さん、大爆笑。

普通にやってても当てれないんだから、目隠しなんてしたらもう100パー無理ですよ。
で、案の定そのマジシャンは、大きな大きなミスをしてしまうんです。
なんと、目隠しで手元が見えてないもんだから、トランプの表と裏を間違えて、グチャグチャに混ぜてしまったんですね。
でも本人はそれに気づいてないから、至って真剣なんですよ?
でも実際は表裏バラバラの、こんな状態なわけですから、そのマジシャンの失敗は明らかです。

って、誰もがそう思っていたんです。
しかし、マジシャンが指を鳴らし、トランプを広げると、不思議なことに一枚のカードだけが表になって見事客のカードを当てることができました。

という、お話。

おおぉぉぉ(拍手)
だから、このマジックは遥か昔、「トライアンフ(勝利)」という名前が付けられたんですね。

なんて名前のマジシャンなの?
わかりません、作り話ですから。ハッハッハ。
マジックを100倍面白くする物語論

良いマジックには、フィクションの演技力が必要になってくる。
それは決してボディランゲージや、顔のリアクションだけじゃない。
プレゼンごとフィクションにすることも可能だ。
楽しくなかったかい、僕の演技?
ワクワクしなかったかい?
素人がYouTubeで演じている普通の当たり障りのないトライアンフ、ほんとつまんないよね。
もっと考えて演技しないと。
かつてダイ・ヴァーノンは言いました。
「あたまを使え。」
あなたの演じるマジックには、きちんとした台本がありますか?



マジックショップ「MAGIC SECRETS」の店長。
運営理念は、「“本当に使える”マジックしか販売しない。」
自らの商品をきっかけに初心者からプロマジシャンになった顧客が大勢いる。
小学生から高齢者まで、本気でマジックを学びたい方を徹底的にサポート中。
他では買えない価値のある商品を生み出すことに全力を注いでいる。




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