こんにちは、海田です。
さて、前回に引き続き、今回は、オリジナルのマジックについてお話していきます。

憧れのマジシャンの真似、そろそろ辞めないか?

まずは、このひとことから。
「前田知洋になりたいと思うのは勝手だが、それは同時に自分を殺すことになりかねない。」
―― 海田 洋祐
これは、今は亡きトミー・ワンダーの名言を、日本人向けに変えたものです。
「ランス・バートンになりたいと思うのは勝手だが、それは同時に自分を殺すことになりかねない。」
―― トミー・ワンダー

アメリカのマジシャン、ランス・バートンの鳩出しの腕は、世界一だと言われています。
実際に見るとわかりますが、彼の鳩出しは、ウットリするほど美しい。
あれほど鮮やかに鳩を出せるマジシャンは、きっと他にはいないだろう。
よく考えてみてください。
鳩出しって、次から次へと鳩が出てきますよね。
だから、次も鳩が出てくるんだろうなぁって予想しながら見ることができるんです。
しかしながら、彼の演技は、いつ鳩を内ポケットから手にロードしたか全くわかんないんですよ。
すごく自然であり、洗練されている。
さすがは、1982年の世界チャンピオン。
それ以降、多くのマジシャンが彼の鳩出しの真似をするようになりました。
鳩を出すマジシャンは、猫も杓子も、彼の真似。

でも、ランスの鳩出しを一度でも見たことある人なら、こう思う。

あー、ランスのパクリか。

ランスと同じマジックだね。

この前、テレビで見たやつだ。
って。
そうなると、もうランス以上の評価はもらえない。
彼らは、束になっても、ランスを越えることはできない。

コピーは劣化し、オリジナルには決して勝てないんです。
オリジナルマジックは、パクリ+自分流のスタイル

でもね、ここでひとつ、重要なことをお教えしよう。
ランスも元々は、チャニング・ポロックのパクリだということ。
時は、1950年代。
チャニングこそ、現代の鳩出し芸を確立させたマジシャンですが、ランスもそれに憧れて鳩出しをはじめたんです。
でも、練習していくうちに、演じていくうちに、自分流のやり方、スタイルというものが出来上がりました。
そして、それは、今までにないものだった。
だから、いま、彼は、世界一のランス・バートンなのです。
前田知洋のトランプマジック

前田知洋のトランプマジックだって、同じ。
アンビシャスカードは、ダイ・ヴァーノンのパクリであり、毎回ハートの4をフォースさせるトーン&レストア・カードは、デイビッド・ウィリアムソンのパクリなのです。
昔、前田さんがテレビでアンビシャスカードを披露したとき、ナレーターがこんなことを言っていました。

これぞ、前田知洋のお家芸!!!
いやいやいやいや。
いつの間に本家を越えた?
という疑問など、どうでもいい。
前田さんは、なぜパクリって言われないの?
ということです。
答えは、バカバカしいほど簡単です。
それは、どこかにオリジナルの要素を加えているから。
だから、評価されるのです。
あなたにしかできない、オリジナルの演技スタイルとは?

さて、あなたは、どうでしょう。
前田さん(もしくは他のマジシャン)の演技を真似たり、コピーしたり、そうでなくても意識したりしていませんか?
もしそうだとしたら、あなたの命は、友人たちが前田さんのマジックをまだテレビで見ていない、今だけです。
いつか、あなたと同じ演技をテレビで見てしまったら?

きっとこう思うでしょうね。

あー、おまえは前田さんのパクリだったのか。
誰とも被らないマジック、あなただけの演技スタイルを確立しましょう。
これは、前田さんのマジックではなく、あなた自身を好いてもらうということです。

テレビで見るマジックなんかより、あなたのマジックが一番好き。
そう言ってくれる友人、あなたの周りには今、何人いますか?
それでは、基礎ができたところで、本日のビデオをご覧ください。
マジックにおける、オリジナルの演技スタイルの確立法



マジックショップ「MAGIC SECRETS」の店長。
運営理念は、「“本当に使える”マジックしか販売しない。」
自らの商品をきっかけに初心者からプロマジシャンになった顧客が大勢いる。
小学生から高齢者まで、本気でマジックを学びたい方を徹底的にサポート中。
他では買えない価値のある商品を生み出すことに全力を注いでいる。




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