こんにちは、海田です。
僕の家には、寝室、リビング、ダイニング、洗面所、キッチン、トイレなど、あらゆる場所にカードが置いてあります。
お風呂に、シワシワ状態のカードも置いてあります。
(僕はそれを親しみを込めて「おじいちゃん」と呼んでいます。)
いつ新たなマジックを閃くか分からないですからね。
かつて、おちまさとが「企画は、記憶の複合体」って言ってましたが、僕はそのとおりだと思います。
ある記憶と、また別の記憶が刹那の一瞬に合体して、はじけて、全く新しいものが生まれるんだ、と。
だから、新たな技法やマジックを開発するときにはそれこそ無数の技法やマジックを知っておかなければ(ネタ元がないので)開発すらできないのですが、面倒臭いことに、新しいユニークなマジックって、ふと閃くんですよね。
例えば何かの技法を練習中、たまたまミスをしてそれが新しい技法の開発に繋がったり。
僕は最近、スウィング・カット・ローテーション・フォースと言う新しいフォースを開発しましたが、これもまた、とある技法を練習中に、偶然ミスをして生まれた技法です。
「よし、作ろう!」と思って作った技法には、スライト上どこか無理(無駄)が生じる。
ふとしたときに閃いた技法こそ、実践で生きるのです。

ところであなたは、どこでマジックの練習をしていますか?
おそらく「自宅」だと思いますが、自宅のどこで、練習していますか?
という質問です。
リビングや寝室など、人によって練習場所は異なると思いますが、毎日同じ場所(一ヶ所)で練習すると、その場の雰囲気に慣れてしまって、いざというとき(本番)に緊張して失敗してしまうことがあります。
僕ね、この前、真夜中に「こんな時間に誰も外歩いてねーだろー」と思いながらカード片手に、自宅でひっそり練習中のとある技法を練習しながら近所の24時間スーパーに買い物に行ったわけです。
なぜか上手くできない。
自宅で練習中のときは、「もうすぐ完成かな?」ってところまで上達したと自信過剰になっていたのですが、歩きながらいつもとは別世界でカードを扱っていると、そこには全く上手くできない自分がいました。
なんと恐ろしいことに、自宅のリラックスした状態に慣れすぎて、普段と少し違った場所で練習すると、なんとなく違和感があったわけです。
この違和感が本番で出てしまったら、ただの経験不足ですが、練習中の技法に関しては、十分起こる可能性を秘めています。
早歩きしながらカードを扱っていたから、単に手元が狂っただけ?
ミスをして拾うのが面倒だから、手にいつも以上に力が入った?
それもあるかもしれませんが、最も大きな理由は、
自宅での練習では、緊張感が不足しているから
だと思ったのです。
練習中に必要なのは、目の前に客がいるという妄想力と、若干の緊張感。
練習中に、この2つが欠如しているから、いくら自宅のリラックスした環境で練習しても、初めて演じるそのマジックの本番で汗を吹くことになる。
結局のところ、プロはいつも同じマジックをいつも違う客に演じるけれど、アマチュアはいつも違うマジックをいつも同じ客に演じなければならないわけで。
アマチュアには1つのマジックを演じるチャンスはたった1回しかないわけです。
目の前に客がいる緊張感を体感しながら練習しましょう、というアドバイスを伝えたいわけですが、この概念は、思っている以上に難しい練習法です。
なので、たまには僕のように、とある技法がそこそこできるようになったら、外を散歩しながら人目を気にしながら練習してみるのも良いのではないでしょうか?

(こんなところでカード触りながら散歩って・・・俺、変態じゃん。)
そう。おそらくあなたは変質者扱いされることでしょう。
でもそうでもしなければ、適度な緊張は味わえないと思うんです。
(一人暮らしの人は特に。)
拾うのが面倒だから、余計神経質になって、カードを落とさないように手に力が入ったり、普段とは違う手の感覚にビックリすると思います。
それをコントロールしてこそ、ホンモノの上級者なのではないか?と。
まずは部屋中を歩きながら練習してみるのも、新鮮で良いかもしれません。
そういった新鮮さと緊張感が、新しい技法やマジックを生んでくれることでしょう。
ちなみに僕は家中で練習をしているので、残された道は全裸ぐらいしかないのですが。
トランプマジック「ペイント・ブラッシュ・チェンジ」の種明かし
基本的な技法(ダブルリフト)などは、僕のDVDでくどいほど何度も何度も解説されていたと思いますので、そちらを参考にしていただければと思います。


マジックショップ「MAGIC SECRETS」の店長。
運営理念は、「“本当に使える”マジックしか販売しない。」
自らの商品をきっかけに初心者からプロマジシャンになった顧客が大勢いる。
小学生から高齢者まで、本気でマジックを学びたい方を徹底的にサポート中。
他では買えない価値のある商品を生み出すことに全力を注いでいる。




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